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地域ブログポータルの活用で集客 ポータル間の連携による活性化に期待

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エリアごとの情報提供が可能なチラシのように、インターネット上でも地域を区切ってアプローチする。ができつつある。地域を切り口にしたブログポータルサイトには、地域に密着した情報が集約されるため、利用者はほとんどが地元の人。これを活かし、企業や店舗が集客やファンづくりにつなげる事例が増えている。

地域のブログポータルで商圏内の顧客をつかむ

現在、様々なブログポータルが展開されているが、趣味などのほかに地域という切り口もカテゴリのひとつになっている。基本的にその地域の人が利用・閲覧するため、地域の情報が集まり、またリアルな場でのコミュニケーションも生まれやすい。これらのブログポータル使って、地域の各個人が自分のブログを運営しているほか、飲食店の店長が開設するといった店舗ベースの利用も現在増えてきている。

福島のブログポータル「365郡山ブログ」は、フリーペーパーやポイントカードと連動し、アクセスを促している。ポータル上ではブログを開設しているカード加盟店を紹介し、店舗への集客をバックアップ。加盟店の一つであるセレクトショップ「キラ」では、ブログの効果で来店が増え、現在の売り上げはブログ開設以前の2.5倍だという。閲覧者がある程度商圏内の人に限られる上、口コミも起こりやすいため「ブログに出ていたあの商品はありますか」といった問い合わせも多く、またこれまでの来店の無かった少し離れた市からの集客も増大した。地元という点で元々親近感があるが、オーナーが注意しているという「読みやすい内容で間をあけずに更新する」ことも、ファンづくりのポイントとなっているのだろう。

一方、ブログの地図上へのトラックバックもプロモーションに活用できる。浜松を舞台に制作された映画「天まであがれ!」では、地図上にロケ地を示し、プロデューサー自ら紹介。浜松のポータルサイト「はまぞう」内に開設したブログと連動し、地元の映画として盛り上げることで、映画の認知度を高めるだけでなく、実際にロケ地を訪ねてもらうなどとリアルな結びつきを生んだ。「はまぞう」は月間1200万ページビュー、2900のブログを束ねており、利用者の9割以上が地元の人。映画公開中には「浜名湖えんため」と題したブログカテゴリを設置し、トップページにカテゴリバナーを貼ることで、ブログや地図への誘引を強化した。ほかにも「はまぞう」内では、スポーツジムがリニューアル時にトラックバックキャンペーンを行った例があるという。

各地域を束ねることでポータル間をつなぎ活性化を促進

こうしたブログポータルをサポートしているのが、上記の福島と浜松のブログポータルは、シーポイントとジェイラインが共同開発した「CLOG(シーログ)」というASPサービス。両社ではこのシステムを用いて地域ブランディングを促進しており、ほかにも北海道から沖縄まで計26の地域で使われている。浜松と沖縄のポータルサイトのみシーポイントが直接運営しており、その他の運営者は地域のフリーマガジンを発行している企業や「地元を盛り上げたい」という企業が主だという。

また、昨年8月、これらの地域ポータル内の地図上へのトラックバックを集約した地図情報サイト「mappers.jp」がオープンした。同サイトでは、「お勧め「地域ブログ」!!」として各ブログポータルへのリンクが張られている。シーポイント営業本部長 嶌田浩司氏は「mappers には、これら地域のブログポータル内のトラックバック情報が集約されています。現在はまだ、情報を一律に集約している状態ですが、全国ご当地グルメや桜前線などの地図と絡めたカテゴリ展開を今後予定しています」と話す。mappers が各地域のポータルを束ねることで、地域ブランドを全国に発信したり、様々な切り口で地域同士が結びつくなど、ポータル間の人や情報の行き来が増えるだろう。コストをかけず、エリア内でのプロモーションを実現するブログの活用は、このような地域ポータルが活性化することで一層効果を発揮しそうだ。

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